面手凛 初出場の18歳、世界卓球選手権2026ロンドン大会(団体戦); 55年ぶりの金メダルを目指す

卓球世界選手権、初出場の18歳・面手凛とは? 世界卓球選手権2026ロンドン大会(団体戦)がいよいよ始まった。55年ぶりの優勝を目指す女子代表5人の精鋭チームには、高校を卒業したばかりの18歳、面手凛(めんで・りん)が名を連ねた。 日本女子卓球界の若手といえば、17歳の張本美和が先頭に立ち、今や世界ランキングで日本勢トップに君臨する選手へと成長している。その張本世代のナンバーツーとされるのが、全日本ジュニア選手権で2年連続準優勝を果たした1歳上の面手凛(めんで・りん)だ。英国の首都ロンドンで、初めてシニア世界選手権(2026年4月28日〜5月10日)の表舞台に立つ。 55年ぶりの優勝を目指す日本代表女子チーム5人は、世界ランキング最上位者、国内選考会優勝者、強化本部推薦をもとに選出された。その顔ぶれをみると、張本美和(世界ランキング5位/17歳)、早田ひな(同11位/25歳)、橋本帆乃香(同15位/27歳)、長﨑美柚(同16位/23歳)が名を連ね、4選手が世界ランキング20位以内の精鋭たち。そこに、2月の選考会で優勝候補を退けて代表の座を掴み取った18歳の面手が加わった。 世界ランキングは125位。子どもの頃から張本と同じ舞台で戦い、昨年インターハイを制した後、春に高校を卒業した。4月には初めてナショナルチームにも選出された面手とはどんな選手なのか? ※世界ランキングは4月27日付 インターハイ優勝(2025年)、全日本ジュニアも2年連続準優勝の18歳・面手凛 面手凛は岡山県玉野市出身、2007年12月31日生まれの18歳。実業団出身の母の影響で3歳から卓球を始めた。 面手の心に火をつけたのは、小学4年のときに出場した全日本選手権(カブの部)だった。それまで全国規模で活躍することはなかったが、同大会で初の全国制覇を果たし、「卓球を本気で頑張ろうかなと思えた」(TBSのインタビューより)。それは同時に、世界の舞台に「本気で立ちたい」と思った経験にもなった。 山陽学園中学校に進み、最後の年には全国中学校体育大会で優勝し、高校最後のインターハイも制覇。各世代の大会を確実に抑えてキャリアの基盤を作りあげた。全日本選手権ジュニア女子では2年連続で決勝で張本と激突。2024年はストレート負けを喫し、翌年は1-3で負けたが、成長を感じる敗北だった。 日本代表の先輩たちとの試合でも対等に戦えるほどに腕を磨いている。 世界卓球の代表選考会が行われ2月。3ゲームマッチを5試合戦い、そのうち落としたゲームは長﨑と対戦した準決勝(3-1)の1ゲームのみ。優勝候補と目された長﨑をバックハンドとスピードで翻弄し、勝利をつかんだ。 2025年から所属する「日本生命レッドエルフ」の一員として戦ったシーズンプレーオフ(3月)では、最終的にチームは敗れたものの、重要な場面でオリンピック2大会出場の平野美宇を相手に勝利をあげた。 伸び盛りの18歳は世界トップの戦いで何を得るのか? 100周年を迎える今年の世界卓球は団体戦が行われ、世界一のチームを決める。東京で開かれた2014年大会以降、日本女子チームは5大会連続で中華人民共和国代表チームに敗れ準優勝。今年のメンバーは「金メダルしか見ていない」と口をそろえ、55年ぶりの金メダルを目指す。 その中で面手は定評のあるバックハンドを武器にしながら、フォアハンドも強化中。スピードのある高速ラリーで相手に挑み、ロンドンの観客を楽しませることになるだろう。 世界卓球に向けて思うことは、「海外のトップ選手と試合をしてもっと強くなりたい」(KBC瀬戸内放送のインタビューより)ということ。 オリンピック出場も目指す18歳にとって、世界のトップ選手と戦う貴重な機会になるだけでなく、強豪・日本代表の新戦力として、番狂せを起こす可能性も秘めている。