MUFG 自社排出削減 国内外; 159千tCO2eを前倒し達成

tp2026_ja.pdf

1 MUFG Transition Progress 2026

2 はじめに 3 ハイライト 4 あゆみ 5 推進体制 6 自社排出削減 7 エンゲージメントとファイナンス支援 トランジション支援の考え方 8 エンゲージメント 9 ファイナンス支援 12 その他の対外活動 15 目次 投融資ポートフォリオへの対応 実効性を高める管理の枠組み 16 2050年ロードマップ 18 セクター別2030年中間目標の考え方 19 セクター別2030年中間目標 20 ポートフォリオ全体のFE 22 リスク管理とガバナンス 気候変動リスク管理の枠組み 23 シナリオ分析 24 トランジション評価フレームワーク 25 会議体の概要 26 取締役会のコンピテンシー 27 報酬制度 28 ケイパビリティ・ビルディング 29 その他の取り組み パートナーバンクの取り組み 30 Appendix 31

3 はじめに MUFGカーボンニュートラル宣言 ⚫2030年までの当社自らのGHG排出量ネットゼロ ⚫2050年までの投融資ポートフォリオのGHG排出量ネットゼロ 変わらない3つのコミットメント

  1. 2050年カーボンニュートラル実現などを通じて パリ協定1.5℃目標達成に貢献すること
  2. 事業を通じて脱炭素社会へのスムーズな 移行を支援すること
  3. 環境と経済の好循環による持続可能な 社会の実現に積極的に貢献すること エンゲージメントと ファイナンス支援 自社排出削減 リスク管理と ガバナンス 投融資ポートフォリオ への対応 MUFG移行計画の4つの戦略 1 2 3 4 国際情勢、AI等の新産業の勃興、新興国の経済成長を背景に、エネルギー需要は一層高まり、多くの国では、エネルギー安全保障・安定 供給が優先事項となっています。その結果、化石燃料への投資に回帰する動きもありますが、一方で、自国の産業競争力やエネルギー政策に 資するカーボンニュートラル関連の投資は進展しており、グリーンボンド・ローン市場は2025年も拡大しています。足元の中東情勢では、 特定のエネルギーへの依存を見直す必要性も再認識されつつあり、持続可能な成長を実現する上で、持続可能なエネルギーを追求することの 意義は一段と高まっているといえます。また、気温上昇に伴って異常気象や災害が増加し、物理的リスクが顕在化しつつある中、温暖化への 適応も重要性を増しています。 MUFGは、2021年5月に「カーボンニュートラル宣言」を公表し、2030年までの当社自らのGHG排出量ネットゼロ、2050年までの投融資 ポートフォリオのGHG排出量ネットゼロを掲げています。2024年度から始まった中期経営計画の3本柱の一つである「社会課題の解決~ 未来につなぐ」においても「カーボンニュートラル社会の実現」は最重要課題の一つです。カーボンニュートラル社会の実現に貢献すること は、MUFGの変わらないコミットメントであり、4つの戦略からなる移行計画を推進しています。 グローバルに金融サービスを展開するMUFGは、移行計画を進める過程で、予見が難しいさまざまな外的要因の影響を受けますが、変わらず に追求していくのは、経済成長と両立した実体経済の脱炭素化です。このTransition Progress 2026では、MUFGがめざすトランジションの 在り方を体現するために、MUFGが積み上げてきた実効的な取り組みや実績の進捗を示します。 なお、このTransition Progress 2026で報告する取り組みは、MUFGに適用される各法域の法令・規制を遵守して実施されています。

4 1 概算値 2(出所)BloombergNEF ASSET FINANCE / Lead Arrangers LEAGUE TABLEをもとに2016~2025年の10年間における累計ファイナンス実績をMUFGで集計 ハイライト 自社排出削減 お客さまとのパートナーシップも引き続き 重視しながら、目標達成に向けた削減を継続 NEXT STEPS 2024年度実績 2026年度中間目標 「2020年度比50%削減」を前倒し達成 159 千tCO2e 2030年度ネットゼロ 投融資ポートフォリオへの対応 ビジネス環境の変化や、お客さまの脱炭素化の進捗も踏まえ、 対応策を具体化しながらモニタリングを強化 NEXT STEPS 電力、石油・ガス、自動車、航空 セクターの中間目標を更新 5年サイクルのアクション プランを開示 目標見直し・実績更新 2050年ロードマップ セクター別2030年度中間目標 2050年ネットゼロ エンゲージメントとファイナンス支援 経済成長と両立した実体経済の脱炭素化を進めるための ファイナンス活動を強化 NEXT STEPS トランジション白書 白書4.0 (2025) を発行 サステナブルファイナンス 2030年目標100兆円 56.5 兆円 24.6 兆円 2019年度– 2025年度 累計実績1 うち、 環境分野 プロジェクトファイナンス 再エネ向け 世界1 位2 過去10年間の累計実績 MUFG関与の再エネプロジェクト によるCO2削減貢献量 2019–2030年度累計目標 「7,000万トン」を前倒し達成 2019–2024年度累計実績 7,041 万トン リスク管理とガバナンス リスク分析や社員のスキルを強化しながら、 MUFG全体のケイパビリティを向上 NEXT STEPS シナリオ分析 ケイパビリティ・ビルディング 「社会課題の解決」に係る 全国支店キャラバン キャリア入行者研修 受講者数 サステナビリティ関連資格 取得者数累計 4,400 名超 営業担当向け勉強会 受講者数 1,500 名超 約820 名 40 拠点 • アセットクラスの拡大 • 物理的リスクの災害追加 分析対象の拡大

5 あゆみ 2018 ⚫環境方針の制定 ⚫環境・社会ポリシーフレームワークの制定 2017 ⚫TCFD賛同 2019 ⚫サステナブルファイナンス目標設定(20兆円) ⚫責任銀行原則署名 ⚫MUFG AM責任投資ポリシーの制定 2020 ⚫チーフ・サステナビリティ・オフィサー設置 ⚫サステナビリティレポート発行 2021 ⚫カーボンニュートラル宣言 ⚫NZBAへの加盟 ⚫NZAMへの加盟 ⚫サステナブルファイナンス目標改定(35兆円) – 2030年までの当社自らのGHG排出量ネットゼロ – 2050年までの投融資ポートフォリオのGHG排出量 ネットゼロ 2022 ⚫Progress Report 2022発行 ⚫2030年中間目標設定(電力、石油・ガス) ⚫トランジション白書1.0(2022)発行 ⚫NZAM2030年中間目標設定 ⚫MUFG AMサステナブル投資ポリシーの制定 2023 ⚫Progress Report 2023発行 ⚫自社排出削減の中間目標設定 ⚫2030年中間目標設定(鉄鋼、不動産、船舶) ⚫トランジション白書2.0(2023)発行 ⚫アジアトランジション白書2023発行 2025 ⚫MUFG Climate Report 2025発行 ⚫Facilitated Emissionを2030年中間目標に追加 (電力、石油・ガス) ⚫トランジション白書4.0(2025)発行 2024 ⚫MUFG Climate Report 2024発行 ⚫2030年中間目標設定(自動車、航空、石炭) ⚫サステナブルファイナンス目標改定(100兆円) ⚫トランジション白書3.0(2024)発行 ⚫MUFG Transition Progress 2026 発行 ⚫2030年中間目標を見直し (電力、石油・ガス、自動車、航空) ⚫2050年ロードマップを策定 2026

6 MUFGは、取締役会の監督のもと、気候変動を含む環境・社会課題に係る機会及びリスクへの対応方針・取り組み状況を、経営会議傘下の サステナビリティ委員会で定期的に審議しています。また、9つのワーキングループからなるカーボンニュートラル推進プロジェクトチーム では、企画・ビジネス・リスク管理を担う部署が一体となり、取り組みを推進しています。 推進体制 監督 執行 主要なサステナビリティ推進部署 WG6 アセットマネジメント の取り組み WG7 自社排出への対応 WG8 パートナーバンク WG9 カーボンクレジット/ プライシング WG1 ビジネス推進・ エンゲージメント WG2 グローバルアライアンス 当局・規制対応 WG3 投融資ポートフォリオ への対応 WG4 リスク対応 WG5 開示戦略 カーボンニュートラル推進プロジェクトチーム WG:ワーキンググループ 社外アドバイザー 助言・提言 サステナビリティ委員会 委員長: CSuO メンバー: グループCEO、CSO、CFO、CRO、 事業本部長、グループ各社担当役員など 取締役会 経営会議 報酬委員会 監査委員会 指名・ガバナンス 委員会 サステナビリティ企画室 サステナブルビジネス部 サステナビリティリスク管理室 投融資委員会 リスク管理委員会 与信委員会 リスク委員会 三菱UFJフィナンシャル・グループ

7 4.リスク管理とガバナンス 3.投融資ポートフォリオ への対応 気候変動対応について エンゲージメントと ファイナンス支援 エンゲージメントと ファイナンス支援 自社排出削減 自社排出削減 投融資ポートフォリオ への対応 投融資ポートフォリオ への対応 リスク管理とガバナンス リスク管理とガバナンス その他の取り組み その他の取り組み 自社排出削減 MUFGは、2021年5月に公表したカーボンニュートラル宣言に基づき、自社GHG排出量の2030年までのネットゼロをめざしています。これ まで、徹底した省エネや自社契約電力の再エネ化などの取り組みを積み重ねた結果¹、2024年度GHG排出量は159千tCO₂eとなり、2026年 度の中間目標である「2020年度比50%削減(168千tCO₂e)」を前倒しで達成しました。 今後の更なる削減に向けて、他社契約電力の再エネ化やガソリン・都市ガス等に係る直接排出の削減などに挑戦していく必要があり、脱炭素 技術の実装に向けたお客さまとのパートナーシップも引き続き重視しながら、国内外でGHG排出量を削減し、目標達成をめざしていきます。 • AGC株式会社との資源循環に関 する覚書のもと、後付けタイプ の建材一体型太陽光発電ガラス (BIPV:Building Integrated Photovoltaics)5の資源循環を 見据えた実証実験を開始 • 実証を通じて、地域と調和した オンサイト発電による、都市部 での再生可能エネルギーの導入 拡充をめざす 自社排出削減のロードマップと中間目標 336 232 189 175 159 168 0 -40 0 40 80 120 160 200 240 280 320 360 カーボン クレジット (負値) 銀行 クルンシィ2 ダナモン銀行2 その他 2021年度 実績 2026年度 中間目標 2030年 目標 2022年度 実績 2023年度 実績 2024年度 実績 • 徹底した省エネの継続 • 他社契約電力(テナント入居拠点)の 再エネ化(非化石燃料証書の購入や バーチャルPPA*⁴の活用) • 営業車のカーボンニュートラル化 • お客さまとのパートナーシップを通じた 先進技術・サービスの率先的な活用 • カーボンクレジットの活用検討 • 老朽化設備を高効率設備に入れ替え、電力使用状況の 可視化などによる省エネの推進 →銀行(国内)の省エネ目標(エネルギー使用量を 2030年度までに2019年度比30%削減)に対して 2024年度25.6%削減(前年度比▲2.6%)まで進捗 • 国内の全連結子会社の自社契約電力の100%再エネ化 (2021年度に銀行、2022年度に全連結子会社で達成) • 他社契約電力(テナント入居拠点)の一部再エネ化 *1 自社排出削減に向けた取り組み概要は「SUSTAINABILITY AT WORK」を参照 *2 クルンシィ(アユタヤ銀行)はタイの連結子会社、ダナモン銀行はインドネシアの連結子会社 *3 GHG排出量の実績データに対して独立した第三者より保証を取得 *4 Power Purchase Agreement 5 BIPVは、建物の開口部や壁面など、これまで活用されていなかった垂直面での発電を可能にするため、再生可能エネルギー導入を加速するための有力な選択肢として期待されているもの 2020年度 実績 2026年度の目標 (50%削減)を 前倒しで達成 第三者保証取得3 (千tCO2e) お客さまとの パートナーシップを通じた 先進脱炭素技術の実証 事例

8 4.リスク管理とガバナンス 3.投融資ポートフォリオ への対応 気候変動対応について エンゲージメントと ファイナンス支援 エンゲージメントと ファイナンス支援 自社排出削減 自社排出削減 投融資ポートフォリオ への対応 投融資ポートフォリオ への対応 リスク管理とガバナンス リスク管理とガバナンス その他の取り組み その他の取り組み トランジション支援の考え方 MUFGが考えるトランジション支援 実体経済の脱炭素化は、高排出産業や地域の脱炭素化を支援することが最重要 多額の資金動員とリスクテイクが必要であり、民間だけでなく公的機関と 連携したファイナンスも重要 時間軸や道筋は地域によって異なり、幅広いステークホルダーの理解を 得ながら進めることが、アジア・日本を代表する金融機関としての責任 金融機関のカーボンニュートラルは、実体経済の脱炭素化を通じて達成 1. 2. 3. 4. 金融機関のカーボンニュートラルは、金融機関のバランスシートのグリーン化を追求するのではなく、お客さまのカーボンニュートラル実現、 すなわち実体経済の脱炭素化を通じて達成されるべきだと考えています。 そのためには、グリーンな産業や資産への投融資に加えて、高排出産業や地域の脱炭素化を着実に支援することが最も重要です。また、トラ ンジションは産業の大変革を意味しており、多額の資金動員とリスクテイクが必要となるため、民間だけでなく公的機関と連携したファイナ ンスを進めることも重要です。 実体経済の脱炭素化は、地理的な特性、産業構造及び産業間の相互依存関係、エネルギー構成の違いなどにより、時間軸や道筋が地域に よって異なります。幅広いステークホルダーの理解を得ながらトランジションを進めていくことで、アジア・日本を代表する金融機関として の責任を果たしていきたいと考えています。

9 4.リスク管理とガバナンス 3.投融資ポートフォリオ への対応 気候変動対応について エンゲージメントと ファイナンス支援 エンゲージメントと ファイナンス支援 自社排出削減 自社排出削減 投融資ポートフォリオ への対応 投融資ポートフォリオ への対応 リスク管理とガバナンス リスク管理とガバナンス その他の取り組み その他の取り組み 横断的 エンゲージメント 戦略 個社 エンゲージメント 戦略 エンゲージメント ― アプローチと戦略― MUFGは、産業界・政府機関と連携した提言活動を行うとともに、政府の政策や戦略に沿ったお客様の取組みを支えるソリューションの提供 を通じて、脱炭素に向けた新たなニーズや課題を把握していきます。そして、お客さまや自治体、さらには業界全体とのリレーションも強化 しながら、新たなニーズや課題を産業界・政府機関にフィードバックし、お客さまの脱炭素化に向けて責任ある伴走をしていきます。 個社エンゲージメント戦略においては、5つのフェーズからなるエンゲージメントモデルの中で「現況分析」、「戦略分析」、「計画を支援 する活動」を引き続き展開しつつ、「実行支援」と「効果・進捗の確認」に注力していきます。そのための推進体制を引き続き強化し、 ソリューション提供、及び新たなニーズや課題の把握を前進させていきます。 現況分析 戦略分析 計画を 支援する活動 実行支援 効果・ 進捗の確認 1 2 3 5 • 再エネ支援 • トランジション支援 エンゲージメントのアプローチ 4 産業界・政府機関と 連携した政策提言 政府の政策や戦略に沿った、 お客さまの脱炭素化を支える ソリューション提供力の強化 • インパクト(削減貢献) • トランジション評価 お客さまや地方自治体・業界団体 とのリレーションも活用し、 新たなニーズや課題を把握 提言活動 新たなニーズや 課題の把握 ソリューション提供 1 2 3 産業構造を捉えた

10 4.リスク管理とガバナンス 3.投融資ポートフォリオ への対応 気候変動対応について エンゲージメントと ファイナンス支援 エンゲージメントと ファイナンス支援 自社排出削減 自社排出削減 投融資ポートフォリオ への対応 投融資ポートフォリオ への対応 リスク管理とガバナンス リスク管理とガバナンス その他の取り組み その他の取り組み エンゲージメント ― トランジション白書― MUFGは、2022年度から公表してきた「トランジション白書」の第4弾として、日本のカーボンニュートラル投資をさらに拡大していく上で の課題とその解決の方向性をテーマとする「MUFGトランジション白書2025(白書4.0)」を公表しました。白書4.0では、これまでの白書 シリーズを通じて明らかにしてきたカーボンニュートラルへの道筋を再評価しつつ、激変する国際環境下で日本がカーボンニュートラル投資 をさらに加速させるために解くべき課題と、課題解決に向けた方向性に関する議論の土台を提供しています。MUFGは、産業界・政府と三位 一体で、日本のさらなるカーボンニュートラル投資拡大を進めていきます。 白書1.0(2022) 白書2.0(2023) 白書3.0(2024) 白書4.0(2025) テーマ • 地域特性による国ごとの カーボンニュートラルへ の道筋の違い • 欧・米・日本の政策 アプローチの違い日本の カーボンニュートラル 進展及びポジティブ技術 リスト • 欧・米・日本共通で直面 する価格転嫁の壁 • 日本のエネルギー トランジションの道筋 • 欧・米・中・印・ASEANの直近の 取り組みや投資の動向 • 日本の投資を更に進める上での “産業特有の課題”と“トランジショ ンの課題”及び取り組みの方向性 分析地域 分析分野 エネルギー中心 エネルギー+ 素材/需要 三位一体で、日本のさらなるカーボンニュートラル投資拡大を進めていく 金融機関が果たす役割 さまざまなお客さまと取引を有し、 全体を俯瞰でき、かつ中立的な立場に ある強みを活かし、各当事者間を “つなぐ”役割を果たすとともに、投資 予見性や採算性の向上に資する支援を 行う必要がある 産業界が果たす役割 さらなるカーボンニュートラル投資に 向けて「産業特有の課題」と「トラン ジション課題」の解決を、企業間連携 を通じてスピード感をもって進める 必要がある 政府が果たす役割 「トランジション課題」だけでなく、 産業競争力の維持・強化に不可欠と なる「産業特有の課題」も含めた取り 組みを支援するための実効的な政策 パッケージを策定する必要がある

11 4.リスク管理とガバナンス 3.投融資ポートフォリオ への対応 気候変動対応について エンゲージメントと ファイナンス支援 エンゲージメントと ファイナンス支援 自社排出削減 自社排出削減 投融資ポートフォリオ への対応 投融資ポートフォリオ への対応 リスク管理とガバナンス リスク管理とガバナンス その他の取り組み その他の取り組み MUFGは、産業界・政府と三位一体で、日本のさらなるカーボンニュートラル投資拡大を進めるために、エネルギートランジションの取り 組み、産業集積地のトランジションに関する取り組み、需要・市場創造に向けた取り組みなどを実践しています。2025年度も多くのお客 さまとの対話を重ね、カーボンニュートラルの予見性や採算性の確保・向上に向けた取り組みを支援しています。 エンゲージメント― 金融の役割― エネルギートランジションの 取り組み 事業戦略に伴走 MUFGが持つ政策当局・エネルギー需要家・ 燃料供給者とのつながりを活用し、中立的な 立場から政策環境や電力需要・燃料供給の 見通しを共有しながら、既存設備をいつまで 活用すべきか、いつ・どこで・どの程度投資 していくべきかを議論 財務戦略に伴走 MUFGが事業戦略の伴走で培った事業環境に 関する知見を活用しながら、既存の金融機関 のみならず、新規の資金提供者層とも対話を 行うことで、エネルギーセクターの資金提供 先を増やす 第一ステップ 金融機関という中立な立場から、立地企業や 自治体とそれぞれ個別に対話し、その産業 集積地の強みや課題、カーボンニュートラル をめぐる現状や課題を言語化 第二ステップ 各当事者をつなぐハブとなりながら、その 産業集積地の特性に合ったオプションを 整理・検討し、全体最適かつ現実的な将来像 をプロデュース 第三ステップ 当局とのつながりも活用し、ファイナンスを 含む最適な支援を提供 グリーン製品販売戦略の策定支援 MUFGの国内外のネットワークとグループ力 を活用し、他セクターの知見も織り交ぜなが ら、Hard to abate(排出削減が困難な) セクターでのグリーン製品販売戦略の策定を 支援 サプライチェーンでのカーボンニュー トラル化支援 さまざまな産業との接点を活かし、最終製品 に至るまでの幅広い企業と対話し、サプライ チェーンを俯瞰する中で見えてくる構造的な 課題を政府に連携。素材企業・最終製品 企業・政府とでコストを支える仕組みを模索 産業集積地のトランジションに 関する取り組み 需要・市場創造に向けた 取り組み 事例 1 事例 2 事例 3 長期・多額の投資が必要となる エネルギーセクターの事業戦略・ 財務戦略に伴走 全体最適が必要な産業集積地の GXにおいて、関係者間での将来 像合意に貢献 グリーン製品販売戦略の 策定支援や、サプライチェーンで のカーボンニュートラル化支援に より、市場創造を後押し

12 4.リスク管理とガバナンス 3.投融資ポートフォリオ への対応 気候変動対応について エンゲージメントと ファイナンス支援 エンゲージメントと ファイナンス支援 自社排出削減 自社排出削減 投融資ポートフォリオ への対応 投融資ポートフォリオ への対応 リスク管理とガバナンス リスク管理とガバナンス その他の取り組み その他の取り組み 再エネ向けプロジェクトファイナンス実績*3 (2016–2025年の10年間累計、億米ドル) ファイナンス支援― 実績の概要― 3.5 8.0 14.5 24.5 34.0 43.6 56.5 2.0 3.6 5.4 8.9 13.3 18.5 24.6 2019 2020 2021 2022 2023 2024 サステナブルファイナンス全体 環境分野

50兆円 2030目標(年度) 100兆円 サステナブルファイナンスの累計実績推移 (2019–2025年度までの累計、兆円) *1 各ローンにおいて、中心となって取りまとめを行う主要な金融機関 2 ポジティブ・インパクト・ファイナンス、MUFG独自のサステナビリティ関連商品など 3 BloombergNEF ASSET FINANCE / Lead Arrangers LEAGUE TABLEをもとにMUFG集計 4 BloombergNEF データベースをもとにMUFG集計 2030年度までのサステナブルファイナンス目標として100兆円を掲げ、このうち50兆円が環境分野の目標です。2025年度時点の環境分野 の実績は、約25兆円で、進捗率は約49%となります。 MUFGは、再エネ分野で世界をリードしている金融機関です。過去10年でMUFGがリード・アレンジャー1を務めた再エネ向けプロジェクト ファイナンスの累積実績は、世界1位です。 2025 概算値 グリーンローン・ボンド、 トランジションローン・ボンド 再エネ・環境関連事業向け プロジェクトファイナンス 再エネ・環境関連事業向けファイナンスの ファイナンシャルアドバイザリー その他2 約9.6 兆円 約9.4 兆円 約3.6 兆円 約2.0 兆円 再エネ向けプロジェクトファイナンスの電源種別の 支援案件数4 (2016–2025年の10年間累計) 295 230 191 186 MUFG 金融機関A社 金融機関B社 金融機関C社 金融機関D社 347億米ドル 第 位 2 第 位 3 第 位 4 第 位 5 1 第 位 太陽光 362 件 陸上風力 洋上風力 205 件 57 件 バイオマス・地熱・ 水力発電など 26 件

13 4.リスク管理とガバナンス 3.投融資ポートフォリオ への対応 気候変動対応について エンゲージメントと ファイナンス支援 エンゲージメントと ファイナンス支援 自社排出削減 自社排出削減 投融資ポートフォリオ への対応 投融資ポートフォリオ への対応 リスク管理とガバナンス リスク管理とガバナンス その他の取り組み その他の取り組み ファイナンス支援 ― 案件ハイライト― MUFGは、再エネ向けプロジェクトファイナンスにおける強みを活かし、次世代技術も支援しています。また、自社フレームワークの制定に より、お客さまの導入負荷を軽減したサステナビリティ・リンク・ローンを提供しています。気候変動適応では、ブレンデッドファイナンス であるGAIAファンドの初回クロージングを実行したほか、浸水対策を使途としたグリーンローン提供で、街づくり事業にも貢献しています。 ⚫GAIAファンドは、新興国・途上 国における気候変動適応・緩和 プロジェクトに対し、長期融資 を行うBFファンド。2025年10 月に約6 億米ドル相当で初回 クロージングを実施(目標 ファンド総額約15億米ドル) ⚫MUFGは、アンカーLP投資家と しての出資に加え、投資案件の 創出や組成等を担い、同ファン ドにおける主導的役割を果たす ⚫マテリアリティの一つとして 「気候変動への対策」を掲げる 平和不動産株式会社と、日本橋 兜町・茅場町エリアにおける 街づくり事業を対象とした融資 基本合意を締結 ⚫「平和不動産サステナビリ ティ・ファイナンス・フレーム ワーク」策定を支援し、気候 変動適応のGLを提供 民間資金 公的資金 約12億米ドル 約3億米ドル 約3億米ドル FinDev Canada、 GCF GAIAファンド 約15億米ドル 日本橋兜町・茅場町エリア (気候変動適応・緩和案件へ投資) プロジェクトファイナンス(PF) 米国における強化地熱発電システム(EGS)向け支援 ⚫リード行の一行として、Fervo Energy社の旗艦プロジェクトで あるCape Stationの強化地熱発電 システム開発に、総額約4.2億 米ドルのノンリコースPFを支援 ⚫Cape Stationは、2026年に操業 開始し、2027年に約100MW、 最終的には500MW に拡大する 計画 サステナビリティ・リンク・ローン(SLL) MUFGフレームワークを活用した支援 ⚫MUFGは、国内のサステナブルファイ ナンス推進強化に向け、2024年度より 「三菱UFJ銀行グリーン及びサステナ ビリティ・リンク・ファイナンス フレームワーク」を制定 ⚫同フレームワークは、DNVビジネス・ アシュアランス・ジャパン株式会社 より第三者意見書を取得することで、 お客さまの導入負荷を軽減。2025年度 は、同フレームワークを活用した7件の SLLを国内で支援 ブレンデッドファイナンス(BF) GAIAファンドが初回クロージング実施 グリーンローン(GL) 気候変動適応(浸水対策)を使途とする支援

14 4.リスク管理とガバナンス 3.投融資ポートフォリオ への対応 気候変動対応について エンゲージメントと ファイナンス支援 エンゲージメントと ファイナンス支援 自社排出削減 自社排出削減 投融資ポートフォリオ への対応 投融資ポートフォリオ への対応 リスク管